【第14回】すぐに使える対人術:中級編 対人哲学4/人と仲良くする
人と仲良くする。というのは、当然だと思いますか?
人間は一人の存在では生活を送れません。電気・ガス・水道・家そのものなど、必ず誰かが作ったサービスや仕組みを利用しています。人とのつながりは、人生の一部とも言われます。
しかしながら、人と仲良くするというのがいかに難しいか、知っている人もいると思います。今まで生きて来て、一度も難しさを感じた事のない人は、とても幸せです。
人間は、仲良くする人を選びます。その判断基準は成長するほどに厳しくなります。同時に、人間は成長するほどに自分の個性を主張し、表現しようとします。この二つの方向性が真逆であることから、個性的な人間になるほどに人の判断基準から外れてしまうのです。だからこそ、気の合う仲間や友人と出会えるという言い方もできます。個性的な自分を表現して、受け入れてくれる存在は、個性を出していないと分からないからです。
さて、今回の提案は、人と頑張って仲良くする。です。
頑張ると言っても、熱烈にアピールするとか、気付いてもらえるまでサインを出し続けるようなことではありません。
ポイントは、きっかけを上手くつかむことです。どんな状況や場面でも、これが当てはまります。積極的な性格で、自分から初対面の人に話しかけていけるような人は、自分で仲良くするきっかけを作っていることになります。これができるなら、何も問題はありません。
自分と相手を関係付ける何ものかを見つけましょう。
一番簡単な例を挙げると、仕事や課題です。やらなければいけない問題を媒介にして、これを上手く解決するにはどうしたら良いのか相談を持ちかけます。相手にとっても関係する事柄なので、ほとんどの場合はまともに応じてくれるはずです。
スポーツを嗜む人なら、チームを組んで一緒に戦うことを考えれば、作戦や得意なことなどの情報を共有するコミュニケーションが勝利の鍵になることが分かるでしょう。このチームワークも頑張って高めるものです。
共通の興味や課題、相手が何かで困っている、相手の行う活動に反応を示す。などなど、探せばきっかけになるものは結構あります。頑張るのはきっかけ探しの後、行動に移すことです。
きっかけを見つけてから動くか動かないかで、見つけたきっかけが縁に発展するか、袖振り合っただけだけの出来事になるかが決まります。自分と合いそうな人物を見つけたら、頑張って仲良くしてみましょう。
<まとめ>
l 人と仲良くするのは大変。
l 人とは頑張って仲良くするもの。
l 話のきっかけを探して、頑張って行動に移そう。
謹告
この文章は著者の主観に基づく考察が多分に含まれます。内容を実行して何らかの不利益を被った場合においても、その責任は一切負いかねますのでご了承ください。
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